オフィス宅ふぁいる便は、自社サーバーに宅ふぁいる便のシステムを組み込み、限られたユーザー(社員や外部スタッフなど)だけが利用できる大容量ファイル転送サービスです。
オフィス宅ふぁいる便は、通常の宅ふぁいる便と同様に、サーバーへ大容量のファイルを送信し、受信者は通知メールからダウンロードURLへ行ってファイルをダウンロードします。
オフィス宅ふぁいる便には、500ユーザーライセンスまで利用できるオフィス宅ふぁいる便ライトと、3000ユーザーライセンスまで利用でき、自社向けにプログラム等をカスタマイズできるオフィス宅ふぁいる便スタンダードがあります。
オフィス宅ふぁいる便ライトの価格は200万円、オフィス宅ふぁいる便スタンダードの価格は500万円です。
オフィス宅ふぁいる便を自社サーバーに導入するには、エルネットかセールスパートナーに連絡し、見積もりをしてもらった上でカスタマイズが必要な場合はプログラムを改造・開発の後にシステムを組み込みます。発注から導入まで3ヶ月程度かかります。
オフィス宅ふぁいる便を導入したい会社はたくさんあると思います。
印刷関連の会社や出版会社、建築や設計関連の企業などは、大容量のファイルをやり取りすることが多いです。
持って歩いたりバイク便などを使ったりして手間とコストがかかっていますし、破損の危険性もあります。
オフィス宅ふぁいる便を導入することによって、限られたメンバー間で大切なファイルをやりとりできます。
また、企業からの情報漏えいや個人情報保護法が厳しくなったということもあり、社員のファイル送受信を監視しなければいけない会社では、オフィス宅ふぁいる便の機能を使って、社員の送受信状況を全て管理することができます。
また、ファイル自体に重要な価値がある会社では、宅ふぁいる便公開版のように自社以外のサーバーへデータを置くことが企業ポリシーとしてできない場合があります。この場合もオフィス宅ふぁいる便であれば、自社サーバーを使うので第三者にファイルが渡る危険性は非常に少なくなります。
また、オフィス宅ふぁいる便スタンダードであれば、自社の様々なシステムと連動させたりなどのカスタマイズが可能なので、自社向けに使いやすくできます。
オフィス宅ふぁいる便には、宅ふぁいる便公開版にはない便利な機能がついています。
■ユーザー管理機能
オフィス宅ふぁいる便の社内管理者が自由にユーザーIDを登録したり、編集・削除ができます。導入の際に管理者がユーザー登録をする必要があります。
■送受信履歴管理機能
オフィス宅ふぁいる便の管理者は、管理画面で社員などの全ユーザーの送受信履歴を管理ができます。ユーザーがどのアドレスにどんなファイルを送ったかをチェックできる機能です。
■送信範囲限定機能
オフィス宅ふぁいる便に登録したドメインではないメールアドレス同士でのファイル送受信ができない機能です。これによって、送受信者が特定できないファイルのやり取りを防ぐことができます。
■基本パラメータ設定機能
オフィス宅ふぁいる便で送信できるファイルサイズや同時に送信できるファイル数、同時に送信できる送信先数、ファイルの保存期間、ダウンロード回数の上限値を管理画面で簡単・自由に変更可能です。
宅ふぁいる便公開版では、50MBまでのファイルサイズという制限があり、ファイルの保存期間は72時間、ダウンロード回数の上限は5回ですが、それらの設定が自由にできるのもオフィス宅ふぁいる便の良さですね。